開発用ワークステーションのセットアップ¶
Debian バイナリパッケージからのインストール¶
Debian バイナリパッケージからソフトウェアのインストールを行います.
ROS および HIRO / NEXTAGE OPEN ソフトウェアのインストール¶
ROS Indigo および HIRO,NEXTAGE OPEN のパッケージをインストールします. ターミナルを開いて次のコマンドを実行してください..
$ sudo sh -c 'echo "deb http://packages.ros.org/ros/ubuntu trusty main" > /etc/apt/sources.list.d/ros-latest.list'
$ sudo apt-key adv --keyserver hkp://ha.pool.sks-keyservers.net --recv-key0xB01FA116
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install ros-indigo-rtmros-nextage ros-indigo-rtmros-hironx
インストールの最後に setup.bash を読み込み,ROS の環境を設定します.
$ source /opt/ros/indigo/setup.bash
これは新しくターミナルを立ち上げて ROS を使用する前に毎回必要になります. 下記のように .bashrc ファイルに設定を加えて ターミナル起動時に setup.bash を自動で実行し ROS 環境になるようにしておくと便利です.
$ echo "source /opt/ros/indigo/setup.bash" >> ~/.bashrc
- 注意: 上記コマンドの
>>
を>
にしてしまうと元々あった .bashrc 内の設定が消えてしまうので気をつけてください.
HIRO / NEXTAGE OPEN ソフトウェアのみのインストール¶
ROS Indigo が既にインストールされていて HIRO / NEXTAGE OPEN のソフトウェアのみをインストールする必要がある場合は次の1行だけ実行してください.
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install ros-indigo-rtmros-nextage ros-indigo-rtmros-hironx
ネットワーク設定¶
ホスト名の設定(オプション)¶
デフォルトの HIRO / NEXTAGE OPEN のソフトウェアでは QNX コンピュータのホスト名を通信の際に使います. ホスト名の設定をオペレーティングシステム上で行っておくと便利です.
- 次の行を
/etc/hosts
に追加
# For accessing QNX for NEXTAGE Open
192.168.128.10 nextage
- IP アドレスはユーザの環境により上記のものとは異なる場合があります.
ping
を打って nextage から返ってくることを確認してください.- シミュレータを利用するために上記の設定を変更する必要はありません.
192.168.128.x
セグメントを使用するネットワークアプリケーションを使用している場合を除き, この設定はネットワークの使用には有害ではありません.- 既知の OpenRTM の問題 https://github.com/start-jsk/rtmros_hironx/issues/33 を回避するため
ネットワーク接続に
eth0
が使用されていることを確認してください.
ワークスペースのセットアップ¶
HIRO / NEXTAGE OPEN のプログラムコードを作成・ビルドする必要がない場合は 本項目のインストール手順は不要です.
下記のセットアップ手順ではワークスペース名を catkin_ws
(catkin workspace) としていますが
他の名前・フォルダ名でも大丈夫です.
$ mkdir -p ~/catkin_ws/src
$ cd ~/catkin_ws
$ wstool init src
$ wstool merge -t src https://raw.githubusercontent.com/tork-a/rtmros_nextage/indigo-devel/hironxo.rosinstall
$ wstool update -t src
$ source /opt/ros/indigo/setup.bash
$ rosdep update && rosdep install -r -y --from-paths src --ignore-src
$ catkin build
$ source devel/setup.bash
ターミナルを開くたびに source ~/catkin_ws/devel/setup.bash
を実行したくない場合は .bashrc に設定します.
$ echo "source ~/catkin_ws/devel/setup.bash" >> ~/.bashrc
- 注意: 上記コマンドの
>>
を>
にしてしまうと元々あった .bashrc 内の設定が消えてしまうので気をつけてください.